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訥々

座談会

長らく女性で営業なんて続けていて、産休・育休を経て復帰、そしてまた営業として仕事をしているとこの時期わたくし内定者座談会などにお呼ばれして経歴など話すことが本当に多く…何を話そうかどうしようか、と思ってしまう。
正直言って、入社して13年くらい経つと、もう内定者の方々と一回り違う為、常識や生活観にも差があり、あまり色々しゃべりすぎるとギャップを感じて古い会社などと思われるのもいやだし、いや古い体質から抜けきれないんだけれども。と悩む。
ただ、良かったなと思うのはこの育休中にネットで色んな記事を読み、またワーキングマザーのお話しなど聞く機会もあったりすると、今までの自分の考えが、オッサンと同じであったことにはたと気づくわけです。あの、接待云々でニュースになっていた女性広報官の方のお話しなんて全く笑えないし、なるほど男性社会になじんで生き抜いていこうとしていた、おっさん女子になっていて、それが受け入れられない時代になったんだなあってほんと目が覚める思いだった。
くしくもお酒が大好きで、接待も上等で生きてきて、まあその代わりゴルフはしないんだけれどもお客さんと仲良くなる手段として酒を使っていた身としては、それを今まではネタのように使っていたのも控えていった方が良いのかなと。今は子供もいるし、毎日のように飲みに行けるわけでもないし、でもこれからもお酒好きとして生きていく所存なので、まあ、こういう人もいるよ、程度に理解してもらいたいんだけれど、その喋っている私の姿をみて、こういう人が求められているんだ、と勘違いされないかも疑問。あまり偽った姿を見せるのもよくないし(入った後にギャップ感じられてもよくない)、今の20代の目指すべきロールモデルと言ってしまうにはきっと「こんな人にはなりたくない」のだと思われるような気がしてしまって、今まで不自由な中でも生きてきたのになあとちょっと寂しい気がする。
でも、自分はこうやって乗り越えてきたから、下の人にもそうやって乗り越えてね、というつもりもないし、そういう苦労を今後下の子たちにはしなくていいようにしていきたいと思ってやってはいるんだよ、というのは伝えたい。
実は入社の時のOJTが俺の背中を見ろ派で全く教えてくれる先輩ではなかった。熱い思いで乗り越えろみたいな感じで。それがしんどくて1年目辞めたいとさえ思ったんだけれど、その姿しか知らなかったかったから結構2~3年目まで下の子には厳しかった覚えはある。自分でできる限り考えろ、ということは何度も言われていたから真意は分かっていたけれど、でも、つらかったな。聞けないというのは。ただ、5年目くらいになってから、自分が分かることは先に教えて、それ以降で考えて処理しなければならないところをやってもらったほうがその子にとってよくない?(小手先の知識云々を問うより、本質的な課題を一緒に解くほうがよい)と思うようになり、技術的な知識とかも言うようになって、聞きやすい先輩と思われるようになろうと頑張っている。
座談会とはいえ、こちらも事前準備をするし、私も元内定者としてはできる限り真実のお話をして選んでほしいなと思ってるよ。がんばろ…。